2017年05月26日

Tシャツデザインコンテスト 〜バードストライクが起きやすい種類〜

現在、募集中の「Tシャツデザインコンテスト 風力発電 〜風を使う鳥と人〜」
で、風力発電についての情報をご紹介します。

今回は、バードストライクが起きやすい種類についてです。

生息環境が似たようなところにいるオジロワシとオオワシ。
体の大きさや食べている物もほとんど同じです。

しかし、当会が把握している中で、
オジロワシは43羽がバードストライクの犠牲になっていることが分かっていますが、
オオワシは、1羽という結果になっています。

オオワシには風車が見えて、オジロワシには見えない?
それとも、オオワシには何か特殊な能力がある?

そんな疑問を持ち、調査に関わるスタッフに聞いたところ、
餌の採り方の違いによるものと考えられているとのことでした。

オジロワシとオオワシの違い.jpg

オオワシはねぐらを出てその日の餌場候補地に行くまでに、
他の餌場をウロウロせずに、比較的高い高度(200m程度)で
移動します。
一方、オジロワシはいくつかの餌場候補地を高度50〜100m
くらいでウロウロしながら餌を探します。

オジロワシは餌を探してウロウロしている時に、
風車の存在に気が付くのが遅くなり
バードストライクが発生しやすいと考えられています。

さらに、国内でビデオ撮影をもって確認された1例については、
オジロワシ同士で追いかけ合いをしている際に発生していたそうです。

トビやカラスについては、バードストライクで発生した鳥の
死体を探しに来て、風車周辺でうろうろしている時に衝突すると考えられています。

生きるために食べ物を探す行為が、
自らを犠牲にしてしまう行為に繋がるとは、
不幸という言葉だけでは片付けられない
寂しさや切なさを感じてしまいます。

デザインコンテトについては、こちらをご参照ください。
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/t-shirt-contest2017

posted by Wild Bird at 15:08| Tシャツ デザインコンテスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

Tシャツデザインコンテスト 〜犠牲になった341羽の鳥〜

現在、募集中の「Tシャツデザインコンテスト 風力発電 〜風を使う鳥と人〜」
で、風力発電についての情報をご紹介します。

今回は、当会が把握している341羽の鳥の種類についてです。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.birdshop.jp/img/Tcontest_collidebirds.pdf

繰り返しになりますが、これはたまたま見つかったもので、
実際にはそれ以上の野鳥が犠牲になっていると考えられています。
(常に巡回監視をしている訳ではないので、
 バードストライクで犠牲になった個体が他の生物に持ち去られると
 痕跡が残らない事があります。)

皆さんがどこかで見たことのある種類も含まれていると思います。

さらに見ていくと、
絶滅危惧種の中で最も犠牲となった個体数が多いのは、オジロワシです。

よ〜くみていると、オジロワシと同じような場所に生息している
オオワシも犠牲になっています。

しかし、オジロワシは43羽が犠牲になっていますが
オオワシは、1羽という結果になっています。

なぜなのでしょう?

次回は、なぜ、同じような場所に生息しているオジロワシとオオワシで、
犠牲になっている数が大きく異なるのかについてです。

デザインコンテトについては、こちらをご参照ください。
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/t-shirt-contest2017




posted by Wild Bird at 10:00| Tシャツ デザインコンテスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

スタッフHが行く!カンムリウミスズメ洋上調査体験記

5月8日〜10日にかけて、カンムリウミスズメの洋上調査に行ってきました!

それは突然のこと…。
ゴールデンウィーク前、事務所デスクで仕事をしていると、
突然ポンっと上司から資料を渡され、「これ、行ってきな。」
「ん??えっ…!?」
普段、販売出版グループで経理を担当している私スタッフH。
うろたえる私に、ニコニコしながら「予定、大丈夫でしょ?」と。
“調査の人手が足りない”とのことで、急遽、保全プロジェクト推進室の調査に参加することに。

調査地は伊豆諸島、神津島村の恩馳島と新島村の地内島という小さな無人島。
調査に参加するワクワクと、洋上調査経験がないことの不安を抱え、いざ。

初日、お昼頃に神津島へ到着し、調査に備えて早めに就寝…💤
そう、洋上調査は夜中なのです。
夜明け前、深夜1時半に起床(普段は寝る時間…)、2時過ぎに漁船に乗り込み出港!
調査開始地点に来たら船の甲板に出てカウントを始めます。
揺れる船の甲板、安全のためライフジャケットを着用し、腰には命綱。
記録を任された私は、左手にGPS、右手に調査用紙(防水)と鉛筆を持ち、首には一眼レフ。
CIMG9944.JPG
(↑カウントする保全PJスタッフ。日中は半袖で過ごせても夜の海は寒いので全身しっかり防寒)

座っていても浮きそうになる船の揺れ。
鳴り響く船のエンジン音。
その音に紛れ、暗い海上から聞こえるカンムリの鳴き声。
足を踏ん張り、先輩の声に耳をすまし、GPS、時計、記録用紙に目を走らせ、記録、記録、記録…!
島を2周したあたりでようやく慣れてくると、海上には巣立ったヒナの姿が…!
おおっ!ふわふわの羽でまるっとした白黒の小さなヒナ。
ちょっとした波にも負けそうな小さな身体で、洋上で生きるとはなんともたくましい…。

今回、地内島の調査は荒天☔のため実施することはできませんでしたが、
恩馳島の調査では過去最多の個体数を確認することができました!
詳しくはカンムリウミスズメ保護活動のブログを↓
http://kanmuriumisuzume.seesaa.net/article/449819523.html

FullSizeRender.jpg
(↑新緑はきれいだが、あいにくの雨模様で景色が真っ白の新島。石山展望台からぼんやり見えるお隣の式根島。晴れていればその先に神津島が見えたはず…)

さてさて、調査から帰った私が翌日出勤すると皆から同じ質問を浴びせられます。
「船、酔わなかった??」
「大変でしたけど酔いませんでした。」ケロッとしている私に上司が一言。
「つまらない。」(いつもハプニングを期待している上司…)

でも実は、前日まで両足太ももが筋肉痛で歩くのが痛くて痛くて…笑
少し波があったのもあり、走る船上は、歩こうにも右へ左へよったよた。
筋肉痛は転ばないよう、浮かないよう、ずっと足を踏ん張っていたせい。
船上で作業をする漁師ってすごいですね。

毎日デスクで電卓をたたき、PCモニターとにらめっこし、通販の電話をとっていた私。
突然、当会の大きなプロジェクトにかかわり、なんだかすごい調査を経験できました。

以上、スタッフHでした。
posted by Wild Bird at 19:06| スタッフの活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする