「自然に優しい」「クリーンなエネルギー」といった
美しいイメージではありませんか?
もちろん、自然エネルギーなので、原子力や化石燃料を使わないという点では
クリーンなのですが、風力発電施設を設置する場所によっては、
鳥が風力発電の羽(ブレード)に衝突するバードストライクが発生します。
当会が把握しているだけでも
2001年から2015年3月までに341羽の野鳥が
バードストライクで命を落としています。
これはたまたま見つかったもので、
実際にはそれ以上の野鳥が犠牲になっていると考えられています。
(常に巡回監視をしている訳ではないので、
バードストライクで犠牲になった個体が他の生物に持ち去られると
痕跡が残らない事があります。)
その中でも、オジロワシは341羽の内43羽で、
他にもオオワシやイヌワシ等、
絶滅危惧種が多く含まれていることも分かっています。
この状況を、1人でも多くの方に知っていただきたい!
こんな思いから、風力発電をテーマにした当会オリジナルTシャツ作り、
それを着ていただくことで、多くの方に伝えることができるのではないか?
と考えました。
しかし、あまりにもダイレクトすぎるデザインでは、
Tシャツを着てくれる人が少なくなってしまいます。
そこで、皆様の知恵をお借りして、
風力発電は100%クリーンなものではなく、
設置場所によっては、野生生物を犠牲にしてしまうということを
さりげなく、でも力強く伝えることのできるデザインを募集することにしました。
最優秀作品は2018年4月より、日本野鳥の会オリジナル商品として発売します。
ぜひ、デザインの力で、
風力発電は、設置場所によって野鳥に影響があることを伝えてください!!
皆様からのご応募お待ちしております!!
デザインコンテトについては、こちらをご参照ください。
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/t-shirt-contest2017
デザインを募集するにあたって、
今後このブログで、風力発電やバードストライクに関する
情報提供をさせていただきます。