昨年から始め、シーズンを一回りした今回の探鳥会は3回目の開催です。
今回は平日の開催で、場所は定番となってきました多摩川周辺。多摩川台公園の中をゆっくり歩き、最後に多摩川に出るルートです。
初めて参加の大人の方はもちろん、元気なお子さんや、リピーターの参加者もいらっしゃいました。
集合場所でルートの確認をしたあと、多摩川台公園の広場へ移動。
サクラにやってくるスズメやメジロ、シジュウカラを観察しながら双眼鏡の使い方についておさらいしていきます。
サクラが花ごと落ちている場合は、スズメがサクラの蜜を食べた「盗蜜」の痕かも。
この時期にしか見られないものです。
キジバトのうろこ模様にうっとりしたり、シジュウカラのネクタイの太さを見比べたり、ホンセイインコのカップルの相互はづくろいにニヤニヤしたり・・・林の中をゆっくり進んでいきます。
すると、鳥を見つけるのが早い男の子から「頭が赤い縞模様の鳥がいるけど何?」という質問が!!キツツキの仲間のアオゲラです。「初めて見た!」とみなさん大満足。
多摩川の河川敷に移動し、まだ北へ帰る前のカモたちを望遠鏡も使って観察していきます。
見つけた瞬間には潜ってしまうカンムリカイツブリ。まだ冬羽です。
「あれは何?」「あそこに見えるのは?」「向こうに何かいるけど・・・」
自分の双眼鏡で鳥を見つけてはみんなで共有。望遠鏡をフル活用して観察していき、どんどん種類が増えていきます。
「あそこで鳴いているのは何ですか?」
水鳥だけではなく、河原で大きな声でさえずるカワラヒワも参加者の方が見つけてくれました。
望遠鏡で見てみると
「名前は知ってたけど、姿を見るとまた違う」
最後に、その日見られた野鳥を、イラストを見ながら確認していきます。
河原にきて一気に種数を伸ばし、今回は26種もの野鳥を観察できました。
終了後の参加者からは
「アオゲラを見られてよかった」
「カルガモがかわいかった」
「双眼鏡を買って、こういう機会があると嬉しい」
「自分で多摩川に鳥を見に来たいと思いました」
といった声をいただけました。
使い方は難しくないけれど、ちょっとしたコツが必要なバードウォッチング。今後もバードショップでご購入頂いたお客様向けに探鳥会を開催する予定です。参加者は大人も子供もレベルも違いますが、「バードショップで買った」仲間です。識別や見られた鳥の数だけじゃない、バードウォッチングの楽しみ方を学べるかも?!
ショップでは双眼鏡、望遠鏡を実際に手にとって見ることができるので「初めてだけど、どんなものがよいのか」「あの機種が気になっている」「触ってみたい」といったご要望にもお応えします。今回参加したスタッフもショップ店員としておりますので、一度遊びに来てみてください。
以上、ショップスタッフTYでした。