不定期ですが、
ICレコーダーを使った野鳥録音について紹介しています。
今回は、前回に続き、ICレコーダーを使った
野鳥録音方法(タイマー録音)についてご紹介します。
「タイマー録音」は、●●時〜●●時まで録音するという
設定をして、その時間、自動で録音するという方法です。
例えば、朝3時〜5時までに録音すると設定して、
好きな場所にICレコーダーを置いておけば、
その時間、自分がその場所にいなくても
勝手に録音してくれるという機能です。
なので、自分が早起きする必要はありませんし、
複数台使用して、森のいたるところに設置すれば、
その時間、どのような鳥がいるのか分かってしまうなんてことも可能です。
5月のある日、朝3時〜5時に設定して、
近所の森の中にICレコーダーをセッティングしてみました。
タイマー録音設定は簡単で、開始時刻と終了時刻を入力するだけです。
ICレコーダーを回収し、音声編集ソフト「Audacity」で確認したところ、
ある時間帯にまとまった音声が入っているのが分かりました。
※横軸は、時間を示しています。
※上段と下段は、ICレコーダーの左右のマイクを示しています。
※紫色の部分が、音声が入っていることを示しています。
録音開始が3時なので、3:45分あたりから4:15過ぎあたりまで
30分間に集中しています。
この音声の一部を抜き出してみました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
シジュウカラとメジロが、盛んに鳴いている様子が録音されていました。
その後、毎日同じように録音してみると、
ほぼ同じ時間帯に、盛んに鳴いていることが確認できました。
早朝、盛んに鳴く時間帯があるとは・・・
また1つ、野鳥観察の楽しみが増えた瞬間となりました。
なお、野外に設置する際は、盗難を防ぐため、
人に見つかりにくい場所に隠したり、
ICレコーダーを雨露で濡らさないような注意が必要です。
今回ご紹介しているICレコーダー『TASCAM DR-05』は、
バードショップで発売中です。
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4468
WILD Sでした。