2021年02月02日

小さな生きものの世界をのぞいてみる

文一総合出版さんから、初の自然科学系児童書が発売されました!

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『きれいで ふしぎな 粘菌』新井文彦 著 / 川上新一 監修
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4492

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『いつでも どこでも きのこ』保坂健太郎 文/新井文彦 写真
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4491


…どちらもちょっとマニアックでしょうか。
粘菌は、動物でも植物でも、菌類でもありませんが、自ら移動や食事をする生き物です。じとっとした姿のものから、美しく輝くもの、とっても鮮やかな色のものまでその姿は様々。
『きれいで ふしぎな 粘菌』では、たくさんの写真を用いて、粘菌の暮らしや、見つけるポイントを解説します。
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森を歩く機会の多い方は、その姿を見たことがあるかもしれません。倒木などについたキノコのようなものや、なんじゃこりゃ…カラフルな液体のようなもの、見たことありませんか?

一方、食用はもちろん、雑貨のモチーフとしてもつかわれるほど、人々に認知されているキノコ。でも、柄の先に傘のついたあの姿は、キノコの姿の一部って、ご存じですか?
『いつでも どこでも きのこ』では、その不思議な生活や、楽しみ方を紹介しています。
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どちらも子供向けの本ですが、大人も楽しめる内容。
森の中の生き物のつながりを感じることができます。

また、本書の中には、写真とともに「どこにいる?」とクイズ形式になっているページがあります。
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そこに書いてあった、「好きになると気づくことができる」という一文に、妙に納得してしまいました。
野鳥も同じです。好きになると、いままで気が付かなかったことに気が付くようになる。あれ、こんなに野鳥がいたんだって思ったこと、ありませんか?
バードウォッチングをしていると、よく見つけられるね、目がいいね、なんて言葉をかけられます。見つけられるのは、視力の良さではなく、知っているかどうかだったりするんです。(私の上司WILD S曰く、絶対どこかにいると思う気持ちも必要とか。)
この本を読んでそんなことを考えてしまいました。
知らないことを知ると、世界が広がります。いろいろなところに目を向けてみると、結構楽しいものです。

親子で見て読んで楽しむもよし、大人が学ぶもよし、お子さんの自由研究のヒントにするもよし、いろいろな方が楽しめると思います。

なお、粘菌やキノコの観察にはライト付きのポケットルーペがあると便利ですよ!
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LED付ポケットルーペ
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd3535


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同シリーズ『あなたの あしもと コケの森』こちらは3月発売予定です。
入荷しましたら、当会でも発売いたしますので、それまでお待ちください。

以上、スタッフHでした。
posted by Wild Bird at 12:32| 新商品・おすすめ商品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする