・コーワTSN-502
・コーワTSN-554
・ニコンED50
この3種類の違いを簡単に言うと、使っているレンズが異なります。
コーワTSN-502は「ノーマルレンズ」
コーワTSN-554は「蛍石」
ニコンED50は「特殊低分散ガラス」
を使っています。
見え味のレベルを示すと
「ノーマルレンズ」<「特殊低分散ガラス」<「蛍石」
となり、機種で表記すると
「TSN-502」<「ED50」<「TSN-554」
となります。
「ノーマルレンズ」は、安価ではありますが、
輪郭部分が虹色に見えてしまう「色収差」が発生します。
色収差とは、野鳥等を見た際に、その周辺部が
黄色や赤色等、色がにじんでみえてしまうことです。
色収差のイメージ(説明するために、強調して表現しています)
↓色にじみなし

↓色にじみあり

「特殊低分散ガラス」は、ノーマルレンズに比べて高価になりますが、
色収差を抑えて、くっきり見ることができます。
「蛍石」は、特殊低分散ガラスに比べてさらに高価になりますが、
色収差はもちろん、明るさや解像度もよく、
レンズ素材の中で最も優れた性能を持っています。
実際、70口径クラスの望遠鏡と見え味を比べても遜色ありませんでしたし、
立体感もあって見え味は文句なし!でした。
見え方の差が、そのまま価格に現れていると言っても過言ではありません。
性能と価格から判断した場合・・・
・あまり予算がないけど、とにかく望遠鏡が欲しいという方には
コーワTSN-502
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd3737
・大口径望遠鏡の見え味は求めるけど、重い望遠鏡はもちたくない方には
コーワTSN-554
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd3738
・見え味と価格面のバランスを求める方は
ニコンED50
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd3497
を、お薦めます。
とは言っても、実際、覗かないとその違いはよく分からないと思いますので、
ぜひ、日本野鳥の会 直営店「バードショップ」で実物をご覧ください。
http://www.wbsj.org/shopping/shop/bird-plaza/
さらに、2017年7月15日(土)11:00〜17:00、
「双眼鏡・望遠鏡相談会」を開催します。
野外で様々な双眼鏡や望遠鏡を覗いて、その性能や、持った時の感覚等、
納得いくまで性能を確かめることができます。
どんな双眼鏡や望遠鏡を購入すればよいか分からない初心者の方も
ぜひお越しください。わかりやすくご説明します。
イベント詳細はコチラ↓
http://wildbird.seesaa.net/article/451010885.html
WILD Sでした。